Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

機会ロス

昨年の大晦日は、多くの日本海側で大雪になりました。

実は、これで痛い目にあってしまったのがスーパーマーケットです。なんしろ、1年で一番売れる日なのにお客さんはガラガラ。しかも、末日なのに。つまり、現金で商売しているスーパーにとって、月末の最後の日に売れない(しかも不良在庫がたくさん!)とは、踏んだり蹴ったりもいいところ、なんですねえ。

ところで。
ついでに言えば、最近のスーパーといえば「元旦営業」だとか「2日から営業」なんてお店もたくさんあります。
すると「大晦日に売れなかった分、元旦に売れるんじゃないの?」などと考えるわけですが、、、実際は、やっぱり売れません。

もちろん、今年の元旦は、やっぱり日本海側では雪だったのですが、何もそれだけが原因ではありません。つまり「大晦日の売り上げは、大晦日だけのもの」なんです。他の日に引っ越しすることはないんです。
ですから、大晦日に売り逃がしたところは、それだけ売り上げが減ります。シンプルな事実です。

こういうのを「機会ロス」と言います。

機会は、「そのときだけ」のもの、なんです。「他日を期して」は、他の世界にはあるのかもしれませんが、現金商売の世界にはない。非情なものですねえ。

で、何かに似ていますね。
そうです。たとえば「株」とか、あるいは「恋愛」とか(苦笑)
機会ロスって、我々の身の回りには、意外に多いのですね。

さて、今年はのっけから株安で、いろいろな解説がされています。円高の影響だとか、構造改革の遅れだとか。まあ、説明は、いくらでもつけられるわけです。
しかし、他の国の株価はさほど下げていない(サブプライムアメリカでさえも!)なのに、日本市場が「一人負け」なのは、基本的に「機会を逃した」からでしょう。

決して、政治のことばかりではないんですが。日本人一人一人の問題でしょうねえ。

私も、「結婚できない男」で、機会ロスばかりの人生なので、偉そうなことは言えないので、やめておきますが(苦笑)けれども、日本が逃した「機会」とは何か、それに気づくことが、今は大事なことなんじゃないか、と思っています。
マスコミの尻馬に乗って、ああだこうだと言っていても、何もわからないと思うのです。

まだ機会は残されていると思いますが。。。