Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

前方赤色灯という最悪

自転車の夜間無灯火は危ないものである。これは、最近ようやく広く認知されてきたように思う。
しかし、世の中は変わるもので、無灯火を上回る危険な技が登場している(苦笑)

それは「赤色灯を前方につける」である!
まさか、そんなアホな!と思うであろう。言うまでもないが「正面衝突してください」と言ってるようなもんだ。
全世界的に車両規則で「前方白色、後方赤色」である。
この原則には、社会主義も資本主義もまったく関係ないのである。体制の違いを乗り越えるルール、まさに国際法というにふさわしいが、国際法よりもそのときの事情によって左右されないという意味で、より堅固である(笑)。

しかるに、この鉄のルールに平気で挑戦する奴がいるのである。

ある日曜日の夜のことであった。
一日サイクリングを楽しんだ帰路で、私は明らかな赤色灯の光を前方に認めた。
もちろん、当方はいつも通り、ライトをつけて車道の左端を走っている。交通法規どおりである。
小さな赤色灯は、もちろん前方に自転車がいるわけである。別に気にする必要もないわけで、私はいつも通りにペダルを踏んていたのだ。
ところが。。。しばらくして
「わ~~~~~!!!!」
私は驚き、あわや落車寸前であった。
なんと!その自転車は「逆走」つまり車道を「右側通行」して、なおかつ前方に赤色灯をつけていたのだ!
こんなバカな話があるだろうか?
ついでに言えば、赤色灯は前方を照射する能力不足である。
前方に赤色灯は、車両整備違反である。
逆走は言うまでもない。
三重の違反。奇跡のような奴だ。

思わずムッとして、そやつの顔をにらみつけてやったら、そいつは不審な顔をした。
私は絶望した。こやつは、おのれのしでかした所行に、欠片も気づいていないのだ。
それどころか「ちゃんと100円ショップでライトを買ったのに」くらいの考えなのだ。ああ、なんたる。。。

頼むから、やめてくれ。
無灯火も怖いが、赤色灯の前方設置は、なお悪い。

つまりねえ。
先に述べたように「前方白色、後方赤色」は国際ルールなんだよ。
よって、こやつの所行は、全人類に対する挑戦に他ならない。それはまずいだろ、普通。おのれはショッカーか(苦笑)

しかし「前方赤色灯」、これはとっさに注意するのが難しい。
正面衝突の危険を説くのに、まずは「左側通行」の道交法から説明せねばならず、どうしたってクドクドと長くなる。
「おまえはショッカーか!?」じゃあ、なおさら分からんだろうしなあ(泣)

ところが、その後、さらに何台もこのような自転車を見かけた。これは、ますます危険である。いつのまに、こんな愚行が野放しに繁殖しているのか?

どうにかして、うまく注意する方法がないか、悩んでいるのだが、妙案がなかなか浮かばないのである。。。