Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

うしろのからくり

さすがに宇宙人、なにを考えているのか分からない、では済まない。
CO2排出量25%削減の件である。

そもそも、京都議場書の段階で、1990年を基準にしたこと自体が、外交的敗北と言われているのだ。
東西合併前の東ドイツと東欧諸国がそうで、なんと当時の発電は石炭火力が主力だった。こんなものを、最新設備に変えればすぐにCO2が削減するので、EUにとっては1990年基準にした時点で、すでに達成済みに等しかったのだ。
アメリカが「乗れません」と返事したのは無理もないので、「ハイハイ」返事をした日本が馬鹿だったにすぎない。

一説によると、1世帯当たり36万円の負担だという試算もあるようだが、ことはそれだけでは済まない。
排出量の削減ができなかった場合、そのぶんを他国から買わなければならないのだ。
そして、第三世界からこの排出枠を、すでに支那の大口需要家が、国際金融ファンドと組んで大量に買い占めているらしい。そこで値の釣り上がった排出権を買うわけで、ファンドは大もうけという構図である。
そのファンドの出資者を、丹念に追っていくとどうなるだろうか?
私は、実は「故人」なんかが混じっているのじゃないか、などと思うのですな(苦笑)。

ちなみに、排出権は、もちろん血税で買うわけで、つまり36万円の負担増プラス排出権購入という往復ビンタが待っている可能性は高い。
単に、製造業の海外移転、国内空洞化の問題とは言えないわけである。

さて、それだけではない。
連合がいきなり原発賛成にまわったように、この目標を達成するには原発建設が必至である。
昔、自民党に、山東○子という××議員が居て、こいつがなんと科技庁長官になった。途端に、そのときまで停滞していた原発許可に、片っ端からハンコを押したという逸話がある。
このババ○だが、もちろん、原発のゲの字も知らない。けど「安全だって言っているんですから」でおしまい、だった。なんのことはない、そうしなきゃ利権は手に入らないのだよ。それだけの理由だった。
私が記憶する限り、まず最低の政治屋だった。

それに比べりゃ「国際社会が諸手をあげて賛成する」政策の実現のため、というほうが、大義名分はとおる。しかし、意外とうしろのからくりは、似たようなもんじゃないの?

野党というのは、もちろん国家権力を監視するのが役割なんだから、しっかり頑張ってもらいたい。とはいえ、アノ程度の過去の経歴を探索できなかった元首相程度の情報収集力には、期待できないわけだが。。。

まあ、この際だし、「政権交代」「鳩山劇場」の結果を、じっくり眺めさせてもらおう。
眺めるだけの余裕のない生活になっている可能性も高いのが、悩みのタネであるけどねえ。