とうとう東京五輪のマラソンと競歩の札幌移転が決まってしまいました。
こうなると、もはや「どこが東京五輪なんだ?!」という話になるわけですが、しかし天下のIOCに逆らうことはできない。なにしろ、競技開催地の決定権はIOCにある、という話ですので、都にできるのは「従う」ことだけという有様です。
まあ、世の中「民主主義」と「話し合い」だけで出来上がっているわけではない、という意味で、良いサンプルなんだろうと思います。。。
小池知事は「合意なき決定」と呼んでいます。
そりゃそうです。都知事の立場で賛成なんて、できようはずもない。
しかし、反対する権利がない。これじゃあ仕方がありません。
「うちは賛成してませんよ。そちらが勝手に決めることなんでしょ?」ということで、せめてもの抵抗ですね。
まさに、苦渋の決断なんだと思います。
思い切り不快感を表明することで、なんとか移転費用を都がもたなくて済んだこと、一部の費用は返還してもらえることが唯一の救いでしょう。
小池知事は、組織委も五輪担当大臣も寝返りをうつ中で、頑張ったといえると思います。
そう、五輪担当大臣の橋本聖子の地元が北海道ですよね。。。ふうん、そうか。。。
オトナの世界は、いろいろあるわけですなあ。
私は、以前より言っていることですが、ますますオリンピックなんざ、どうでもよくなりました。
もちろん「いだてん」も見ていません。
ふざけんな、とゴマメの歯ぎしりをするだけなんでありますよ。