Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

高齢化一直線

下品な野次の問題があったが、その時の質問は少子化対策と子育て対策であった。
まあ、質問した議員さんが未婚で子どももなかったので「お前が言うな」的な野次がとんだわけである。
考えてみると面白いもので、ほかの話題、たとえば年金の未納問題などを思い出すのだが、あれを論じた議員自身が未納記録があったときは「お前が言うな」が正義とされた。
しかし、結婚、子育てはそうではないのである。
では、この非難と賛同がわかれる基準は、いったいどこにあるのか?
それが世間というやつなのであろうが、私はご存じのとおり市井の一奇人なので、その基準がわからずにいるのである。いや、ほんと。

まあ、それはともかくとして。
若いが子供のいない議員さんが、自分のことを棚に上げて質問するのに、すでに老齢の域に到達しようとしているのに子供がない私が尻馬に乗るのだが、まことに高齢化の傾向は顕著である。
内閣府に説明がある。
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html

このままだと人口減少社会に向かい、2050年には人口1億人を切り、2060年の人口ではほぼ半分が60歳上になる。いやー、すごい。つまり「一人が一人を支える」うひー、な世界が出現するのである。
ちなみに、この世代は、我々の世代が残した素敵な大借金を抱え込んでいるはずである。
さぞ、先祖に深く感謝してくれることであろう。

合計特殊出生率は、実は若干改善されてきているのである。
しかしながら、すでに現状の人口構成で出産可能年齢にある女性自体が減ってきているので、少々出生率が改善したところで、実は焼け石に水なのである。
仕方がないので、政府は移民を言い出しているのだが。
諸外国の例を引くまでもなく、移民は新たな社会コストを必要とするし、その次には移民自体が高齢化して、新しい高齢化問題を抱え込む(英国がそうである)。
「問題の先送り」という日本の政府の伝統芸であることは認めるが、効果はおそらくマイナスであろう。
そもそも、移民がまともに税金を払い、社会コストの負担をするとはまったく限らないのだし。

縁もゆかりもなく、単に金を稼ぎにきた外国の政府にカネを払いたくない、と考えても人情だろうと思うがねえ。

というわけで。
実際に状況をみると、すなおに「詰み」だと思うんですな(苦笑)

2050年かあ。
考えてみたら、あと35年。
ふむふむ、こりゃあ「勝ち逃げ」するしかない、ね(笑)