Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

危機感が足りない

女性議員が当選後に妊娠のため産休をとるというので「自覚が足りない」「有権者への裏切り」などと批判する声があるらしい。
とんでもないことである。

さて、ニュートンが発見以来、リンゴは地面に落ちるものである。
では、そのリンゴが落ちるのはけしからん、ずっと落ちないで宙に浮いたままにせよ、そうでないと農家が困ると言ったらどうであるか?
実にバカバカしい考えだと思うはずである。
なぜならば、リンゴが地面に落ちるのは天然自然の理であって、人知でもって抗議すべき対象ではないからである。

しからば、女性が子供を生むのはどうであるか?

私は、十分に譲歩する考えがある。
すなわち、男性議員が昨今の進んだ医学をもって妊娠(不可能ではない)したならば、それは議員という職務の遂行において支障があるので、もう少し考慮すべきではないか?と苦言を呈するのに、決してやぶさかではない。
さりながら、女性が子供の生むのは自然なことであって、リンゴが地面に落ちるのと等しいと思う。
文句をつけるやつのアタマがおかしいのである。


もう一ついえば、いかなる職だろうが地位だろうが、とにかく女性が出産することになれば、それらのものは「あとまわし」にして、出産を最優先すべきである。
なぜならば、本邦において、それ以上に神聖な行為はもはや考えられぬくらいの状況があるからである。
言うまでもないが、出生率の低下に伴う少子高齢化の危機であって、もはや文字通り「亡国」の危険に直面しているのである。
安倍内閣では、これを「国難」と表現しているが、オーバーでもなんでもない。
このままでは、日本は滅びる。
残念ながら、このままでは確実なことである。

さりとて、移民政策が成功した国は、いまだかつてないのである。
我が国は、有史以来の危機に直面している。

この状況下においては、議員だろうが消防士だろうが、とにかく出産をするとなれば「どうぞどうぞ」と大歓迎、最優先をすべきなのだ。
女性議員が出産のため休暇をとるというのは、多くの今後の範となり、これからの女性の出産について明るい希望をもたらすものである。
この危機に直面した日本人としては「どうぞ、ご心配なく元気な赤ちゃんを産んでください。あとは、我々が頑張ります」と言わねばならない。
安心して子供を産めないような風潮をつくって、いったいどうするというのだ。
この非国民めが。

くだらん非難が出るのは、この国難の状況についての危機感が不足しているのか、あるいは我が国の滅亡をたくらむ国賊だからであろう。
許しがたい。

当該の議員さんにおいては、どうか安心して、ご無事な出産をお祈り申し上げます。