50歳まで見たい

イチロー選手がMLBで30人目の3000本安打を達成。
素晴らしいことである。
ことに、27歳という遅いスタートだったことを思えば、その快挙はさらに驚嘆すべきものになる。

しかし、それよりも、私は今期のイチロー選手の調子がよいことのほうが、嬉しい。
昨期は、同僚外野手のケガもあって、出場機会に恵まれたものの、大スランプに陥り、打率は今までで最低の２割２分台となってしまった。
これでは、さすがに「イチローも、終わったか？」と思ったものだ。
最後にヨロヨロと３０００本安打を達成するのだろう、と。

ところが、あにはからんや。
今年は復調し、打率もずっと３割以上をキープしている。おまけに、盗塁もしばしば見せており、外野守備も健在である。
イチローらしいプレーが見らるようになった。

３０００本は嬉しいが、それよりも、今期もまた元気なイチローが見られたことのほうが、はるかに嬉しい。この成績なら、文句なく、来期も契約であろう。
今のイチローは、単年度契約なのである。

本人は、５０歳までプレーすると言っているらしい。
それはいい。
是非、見たい。

３０００本安打もいいが、それよりも、私は５０歳でプレーするイチローが見たいねえ。
そのぶん、殿堂入りが遅れるわけだが（苦笑）そんなことよりも、現役のイチローが見たい。
そういう意味では、これから、さらに１年１年、勝負していかないといけないのである。
「今から」のイチローが、本当に見応えのあるところではないのかなあ、などと勝手に思っている。

ケガさえしなけりゃ、５０歳プレーが見られると思うのだが。
つい期待してしまうのだ。