Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

KX-5080Sオペアンプ交換

先週は、CDプレーヤのオペアンプを交換して、すごく良い音になった。気をよくして、ほかの機器も交換してみようと。

で、最初にFMチューナーを開けてみたが、、、オペアンプが見当たらない?安物ミニコンポに、ないはずがないんだが。見つかりにくい場所にあるのかもしれないが、面倒なので即諦める(笑)

次に、カセットデッキを開腹してみた。

私の使用しているカセットデッキは、ケンウッドのKX-5080Sという機種で、ケンウッド最後の標準サイズのデッキである。

すでに今ではカセット録音などやらないのだが(まともなテープも売ってないような)以前から持っているテープはあって、時々聞きたくなるのだ。

ニコンポサイズのカセットデッキは、だいたいカーステレオと同じで、テープを横向きで水平ローディングする。それは別にいいのだが、そうすると、録再ヘッドの掃除がやりにくい。

カセットデッキというのは、使っているうちにヘッドが汚れてモコモコした音になってしまう。

絶対にヘッドは掃除しなけりゃならんので、やむなく、フルサイズのデッキを使っているのである。

で、開腹すると、一枚きりのシンプルな基板に、オペアンプが3個乗っている。

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KX-5080S開腹

録再ヘッド用アンプ、ラインアンプ、ヘッドフォンアンプ。

交換するのはラインアンプである。ヘッドフォンは使っていない。

見ると、JRC4565DDだ。4565という一番安い石の中で、特に低雑音品をセレクトしたもの。

選別品とはいえ、4565だから、なんとなく音が薄いのも納得である。

先日覚えた技で、この4565DDを外してソケット化し、NE5532APを取り付けた。

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NE5532APに交換

さて、試聴。。。

おお、やっぱり激変である。

カセットの音が、ずいぶん引き締まって、立体的になった。このカセットデッキは、ケンウッドの一番安物なのだが(苦笑)それが、雰囲気だけは高級機ぽくなった。高級機は言い過ぎだが、中級機くらい?の感じである。よしよし。

それにしても、オペアンプの周りのコンデンサーとか、見るからに並品揃い。さすが、一番安い製品だっただけあるなあ(苦笑)

まあ、そのへんは、そのうち気が向いたら変えるかもしれない。だが、まあ、今のところは大満足である。

出発点が低いと、満足するのは簡単だ(笑)

昔のテープの音がよみがえって、何やらタイムマシンに乗って過去に行ったような気がした。

 

ずいぶんカセットテープも引っ越しのときに処分してしまったが、少し残したテープを聞くと、ほんとに懐かしい。実家の方にも、まだ少しあると思う。

今年は帰省できるかどうかわからないが、もし可能なら、少し持って帰りたいと思った。

こうなると、音楽を聞くというよりは、自分の過去が聞こえてくるようなものである。

トシをとったというのは、こういう時に思うのですねえ。