Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

オペアンプ交換その2

昨日は午前中は快晴かと思ったが、午後からは土砂降り。

今日は良い天気で、愛猫のひなたぼっこの番人をして過ごす。

昨日は近所のスーパーに食材買い出し、今日は近所のペットショップに愛猫の飯を買いに行っただけで、見事ステイホーム。

もともと、そんな生活なんです(笑)

 

で、仕事の合間にコソコソとアキバで買い込んでおいたオペアンプを、CDプレーヤにつけ替えて遊んでみた。

もとの4558を、5532に変えて「すげー!!」と喜んだのだが、そうなると欲が出る。

蒸留水のごときフルデジタルアンプを、古いラックスマンのアナログアンプに換えたうえで、オペアンプを交換しながら試聴してみた。

 

・TL072

一個120円。一番安いFET入力ということで。

5532と比べると、低音の腰が一段高くなる。最低音が引っ込む感じがする。量感そのものは出ている。

中高音に独特のエコーの深さ、サラッとした感触があって、思わず聴き込んでしまった。

・njm2114

一個250円。5532の改良ということで、特に丸くなってしまう高音が改善されているらしい。聞いてみると納得で、低音はそのままに高音が伸びてよく出る。もはや欠点がない。

すべての音が前に出るような感じで、陰影の表現などは苦手だが、細かい音もバンバン出す。総天然色の音?

 

・njm4580DD

一個80円。安い。

4558の改良ということで、スペックはすごく良い。某国産高級アンプAC社の入力段にも多用されているので「4580の音じゃん」などと言われるらしい。

聞いてみると、たしかに4558の面影はある。特に高音はそのままな感じで、控えめであって粒立ちがよくない。

しかし、低音はなかなか腰が座って、音階がよく出る。ちょっと聞いた感じでは、AC社というよりもD社のアンプの音によく似ている。

さらに聞いて見ると、中音がすごく良くなっているのに気がついた。ボーカルのリアルさや、チェロの音などがはっきり聞こえる。

意外に良いのではないか。

 

・LME49720

一個500円。超高速オペアンプで特性はすごい。

一聴して、フルデジタルアンプで直結したときの音にそっくり。ストレートで、細かい音もよく拾う。どこにも死角はなく、まさにモニター的な表現。

これ以上はいらないかも?

 

さて、比べて聞いてみたのだが、結局、しばらく4580をつけて聞いていくことにした。

LME49720は一番良いのだが、この音なら、フルデジタルアンプで聞けばいいのではないかと思った。

TL072 にも惹かれたが、4580のそっけない高音とリアルな中低音が、音楽がわかりやすい。TL072は、ちょっと別の要素になりそうだ。

2114は派手な音だが、カセットデッキにつけたところ、非常に相性が良かった。なので、この石はしばらくカセットデッキのほうで使う。

 

そんなわけで、オペアンプを交換したCDプレーヤで愛聴盤のマーラーを鳴らしつつ、読書でのんびりと過ごす。

たぶん、明日もそんな感じだろうと思う。

今よんでいるのは「満州国演義」だ。

猫の日向ぼっこの番人で、のんびりとしながら、頭の中では満州の大地が広がっている。すでに30年近く前に頻繁に行った支那の大地の風景が蘇っている。

そんな生活で充分なのだ。