こんな雨の日が続くと、仕方がないので自転車通勤を諦めて電車通勤に切り替える。
ランドナーなので少々の雨なら走れるのだが、やはり不快だし、車体のメンテも面倒である。危険でもあるしね。
したがって、雨の日は素直に電車。自転車通勤と電車通勤で、通勤時間がほぼ同じという事情もある。
そうすると、電車の中で本が読める。これはなかなか貴重な時間なのである。
特に地下鉄なんかは、別に外の景色もないし、ひたすら活字を追うのに都合がいい。
で、気がつくと、そうして文庫本を持っているのは車両の中で私一人だけだったりする。懐かしのスポーツ新聞おじさんも、ジャンプ青年も見かけなくなった。
今や老若男女がスマホ画面を覗き込んでいる。中には携帯ゲーム機の人もいるが。
時代は変わったなあ、と思う瞬間である。
いまだに文庫本を開いている自分が生きる化石のような気がする。
それにしても。
140文字が上限のツイッターばかりやっていると読解力が落ちるという話がある。
ブログもすっかり下火になってSNSの天下。
なんだか、思考力ではなくて脊髄反射で生きているように見えなくもないなあ。
老人の感想ですなあ(苦笑)