Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

中抜きの程度の問題

仕事でちょっとしたアナウンス音声が必要になって、SOHO(小規模事業者)が登録しているサイトで条件の合いそうな人を探して依頼している。

この手のアナウンス音声というのは、専門事業者に頼むと20万くらい取られるのは当たり前の世界なのだが、SOHOの個人にお願いしてしまえば数万円で頼める。

そこそこ経験者も登録してるから、アナウンスも安定している。

納品は音声ファイルをメールで送信してもらうだけなので、簡単だ。

料金はサイトに払って、サイト側が預かり、納品後に本人に送金される仕組みだ。

これなら、事業者も取りっぱぐれがないし、依頼するほうも便利である。

 

ここまでは、まったく問題ないのだが、ちょいと気になるのはサイトがいくら中抜きしているか、である。

当方には関係ないけど、ちょっと気になる。

 

我が国経済がなかなか成長しないのは「中抜き」のせいである、という言説がある。

一見、もっともらしく聞こえる。

しかし、である。

仮に、上記のような登録サイトがなかった場合、こちらは独力でネットの海の中から適当な人を見つけないといけない。で、仕事を受ける方は、不払いバックレなどの事態にならないように、かなり相手に注意しないといけなくなるだろう。

そのあたりの事情を考えると、仲介サイトが単に「中抜き」だけしている、という批判は当たらないように思える。サイトがあることで、スムーズに受発注ができて、かえって経済の活性化につながっている面だってあると思う。

しかし、それも「中抜き」金額次第だ。

個人的な感想だが、もしも「折半」つまり50%なら、ちょっと取りすぎじゃないかと思う。こちらとしては、サイトに仕事を頼んだつもりではなく、あくまで仲介を頼んだつもりなのである。40%でも高い。ギリギリ譲歩して3割くらい、2割位なら適正かなあと思うのだ。

そうしないと、肝心の個人事業者がやる気を失ってしまうというか、働いても働いても、、、になってしまう。

 

まさにこういうのは程度問題だと思うので、いくらが適正か?なんて言ったって、それぞれ言い分がある話なんだろうとは思う。

もちろん、登録サイトも複数あって、それぞれ競争しているであろうから、市場原理で適正なところに落ち着くとは思うが。

 

もちろん、こんな話は、依頼する私には、何も関係がないのだ。

いらぬところで、ついつい、余計なことをあれこれと考えてしまうのは、貧乏性の証明なんでしょうなあ。。。