Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

監視社会が心地よい

昭和の時代にも、いたずら野郎はおりました。貸しビデオ屋の中身をいれかえるやつ、温泉の女湯をのぞくやつ。その他もろもろ。今やれば大問題になりますが、昔は「あるある」でした。

そういう連中も文化の発展に応じて、だんだん少なくなるものですが。少なくならないと、いつまでも後進国だと陰口をたたかれる。

 

で、支那中共という国家が、これを解決しつつあります。

かの国は、AIが恐ろしく発達しておるのですが、その主な用途は「14億人の支那人の顔を見分けること」です。街中、あちこちに監視カメラがある。マスクで隠しても、政府に対する不穏分子をたちまち発見し逮捕できる。

ところが、最近では、さらにすごいことをはじめました。

国民一人ひとりの成績表をつけているのである。

どういうことかというと、例えば道にタバコをポイ捨てしたり行列に割り込んだりすると、減点1。逆に、老人に道を譲ったり公園のごみひろいをするなど善行をすると加点1。これらの成績は銀行にも共有され、点が良いと住宅ローンの金利が下がったり入学試験で優遇されたりする。逆に点が低いと、ローンを断られたりする。

このシステムができて、特に上海をはじめとする都市部の人民のモラルがぐんと向上したそうです。

 

性善説によらない社会という意味では、これが究極でしょう。すべてがカメラのもとにさらされる。いかなる悪行も見逃さない。究極の監視社会こそ、究極の性悪説社会であり、性善説によらなくてすみます。

 

こんな社会に私が住んだらどう思うか。おそらく、ひどく快適でしょう。

私は政府に喧嘩を売るつもりもないし、タバコをポイ捨てもしませんから、そんな連中が減っておおいにストレスもなくなります。

監視社会バンザイだ!

 

で、そう思う自分に、ほんとにがっかりします。なんだかなあ。