昨日、長野県の善光寺で「びんずる様」像が盗まれた。幸い、当日中に松本市で発見されたとのこと。犯人も逮捕されているようだ。
不可解なのは、この容疑者の供述である。
もちろん、本格的な取り調べはこれからなのだが、どうも転売等の目的ではなく「びんずる様に恨みがあった」と述べているらしい。
さらに、像を盗み出す前にも、善光寺の職員に「このびんずる様があるから不幸になる」などと言っていたという。
どうやら、容疑者はほんとうに、びんずる様に何らか含むところがあって犯行に及んだもののように思われる。
で、男は熊本県に住んでいるらしい(少なくとも熊本に住民票があるようだ)から、話がさらに分からない。
おそらく、十中八、九は、なんらかの妄想による行為であって、責任能力が疑われるケースであると思われる。
例えば、我々が東京に住んでいて、青森や宮崎の仏像を恨むケースがあるだろうか?
常識ではありえない話である。
でも。。。
ひょっとしたら、ほんとうにこの男は、何かを見たのかもしれない。それが幻覚なのか、夢の中なのか、わからないけれども。
犯罪を犯すぐらいに、男に仏像を憎ませた幻とは、いったい何か?
おそらく、精神鑑定以後の続報はされることなく消えていくニュースであろうと思うけど、妙に気を引かれるニュースでありました。。。