知人がパソコンのメモリを増設したいというので、アキバで買い出し。
いつもはアマゾンで適当に買ってしまうのだが、今はプライムデーのあとなので、出荷がかなり遅れている。週末に間に合わなそうなので、アキバで調達することにしたのである。
しかし、以前に来たときに感じたのだが、やっぱりアキバは激変している。
ddr4の64GBという、ちょいと一世代前の商品を探した。
かつての馴染みの場所は、軒並み、様子が変わってしまった。
ラジオデパートの神明無線はSDカードの商売になってしまったし、ドスパラ本店は品切れ。パソコン工房で調達したが、それにしてもショップの少なさよ。
代わりに増えたのがトレーディングカードショップとコンカフェ、ラーメン屋。
パソコン街の野郎ラーメンが期間限定コラボで青春ブタ野郎ラーメンに衣替えしていたのには笑った。でっかい桜島麻衣先輩の看板を出している。まあ、許す。
今のアキバはアニメとラーメンとカードの街だ。
以前はがっかりしたけど、今はそれでもいいかと思う。他の街のように、ドンキとチェーン店のコーヒーと飯屋、ケータイショップだけの街になるよりは、多少はマシだ。それでも、特色があるわけだから。ほかの街なんて、まるでコピーしたように変わらない風景になってしまった。
よく考えると、アキバは東京駅にも近いし、交通の要衝である。そこで、こんなおかしな(と言っても良いと思う)商売が成り立っているのである。普通にオフィスビルの需要も大きな場所のはずで、事実そんな開発も進んできてはいるが、それでも山手線の駅の中で、唯一といえるポジションを保持しているのだから、充分に立派だ。
それでも、私は駅前にバスケットのコートが広がっていた時代のアキバのほうが好きである。