Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

年金説明会

今年から社会保険適用事業所になったので、年金事務所の説明会に出席してきた。

新規適用事業所だけの参加なので、出席者はちらほら程度。

社保説明会2023年10月

内容は、まあだいたい知っていることだったが、あらためて確認はできたところもあり、出席してよかったと思う。

 

で、当然のように気が付いたのだが、厚生年金というのは70歳でおしまいなのである。

ちなみに75歳になると、健保も打ち切られて、自動的に後期高齢者保険に加入となる。

ふと思ったのだが、これは「70歳まで働いてよね」みたいな話につながる布石じゃないだろうか。今は65歳から年金支給なのだが、これから少子化の影響がでて、現在の年金の積立金はこのままだと2040年には枯渇する計算になる。その場合は国費を投入することになっているのだが、今の政府にそんな余力がないことは、皆が知っているとおり。

だとすれば、それまでに何らかの対策をしないとまずいわけだ。

策としては、保険料率の引き上げ、給付水準の引き下げがあるのだが、保険料率については厚労省自身が「すでに限界に近い」と白書で述べている。国民純負担率50%超というのは、もはや引き上げの余地がないと思われるのだ。

給付水準の引き下げは大いにある話だが、長きにわたるデフレがいよいよ外圧で終わりそうで、これからインフレになるというのに、それも無理がある。強行すれば、与党はつぶれるだろう。

となると、一番現実的なのが「給付開始年齢の引き上げ」だ。仮に5年引き上げれば、そのまま破綻が5年延ばせる。これは大きい。

先日はタクシー運転手の年齢を上限80歳まで延長することになったが、そういう話がこれからいろいろな分野で出てくることになるだろうと思う。

つまり、50、60はハナタレ小僧、、、って、どっかの国の政治家みたいだなあ。

自分たちがそうなので、国民もそうだろうと思っているのかなあ。