Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

そんな国民性なのかぁ

昨日は、久しぶりに米国在住の知人と情報交換。

彼は私よりも一回り下の年齢なのだが、若い頃からプログラムの腕がたつやつで、前職では制御系の実装でかなり助けてもらった。プログラマでも制御系は特に難しい。

もう20年ほど前になるが、私たちのやっているIT分野で起業して米国のSF郊外に移住した。シリコンバレーというやつは、当時から話題になっていたが、あまりに家賃がバカ高いので、そこをちょいと外したあたり。

会社はそれなりに我々の狭い業界内では有名になった。たぶん知らない人はないと思う。規模は小さいが専門性の高い会社となって、日本の一部上場企業ともかなりの取引がある。

しかし、米国はだんだんと住みづらくなったと近年はこぼしていた。トランプが出て以来、かなりまずい感じになったそうである。

で、昨年、とうとうハワイに移住したそうだ。日本への帰国も考えたが、とりあえず近いところへ、、、だそうである。ハワイが近いとは、、、ま、たしかに近いか(苦笑)

 

その米国だが、最近は物価高で大変じゃないかな?と聞いてみたら。「たぶん、問題なし」なのだそうだ。

その理由を聞いてうなってしまった。

「米国人は文句を言っても、欲しいものはクレジットカードで買ってしまう。今の世代は倹約を知らない。だから、米国企業は値上げにまったく抵抗がない。日本の会社が値上げして謝罪文をホームページに掲載したりするのを見ると、別世界だと感じる」のだそうである。ふーむ、とうなった。

ちなみに、彼に言わせると

「日本人は日本の将来をやたら悲観しているが、これから米国やインドを除けば、だいたい先進国はみんな貧乏になるのでフツーである」とのことだ(苦笑)なんだよ、そのフツーってさ(笑)

まあ、でも、そういうのが米国在住の日系ビジネスマンのなんとなく共通した見解であるのかもしれない。

 

ちなみに、彼と私の意見が分かれたのはchinaの未来で、彼は「chinaは、まだまだ成長を続けて金持ちになる」というが、私は「中進国の罠に落ちて没落」するだろうと思っている。

どちらの結末が当たるか、未来を見たいと思うが、私のほうが先にこの世から退場するだろうから、この予想の当否を判断できないかもしれない。

なるべくダラダラと為すことなく長生きしたいのだが、こればかりはねえ。