Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

しょせん寄り合い所帯

桜田義孝元オリパラ相が、二階派を脱退したとのこと。パー券のノルマに不満があった、という話である。

 

この人、サイバーセキュリティ副本部長で、国会答弁で「私はパソコンを使ったことはありません」と答弁し「最強のセキュリティ」という二つ名をもらったこともある(笑)たしかに、パソコン使ってないんじゃ、何も盗めんわな(笑)

 

私は自転車で田舎道を走るのが好きなので、この人の地元の柏の農村地帯(そんなところが、まだまだあるのだ)をよく走る。すると、農家のあちこちに、桜田センセイのポスターが張ってあるのだ。国政報告会だから、選挙活動ではない(ということになっている)。

それを見て思うのだが、この人は、実は地元ではかなり面倒見の良い兄貴なのだと思う。そうでないと、あんな田舎の津々浦々にポスターを張りまくる、なんてことは出来ないのだ。あの手のポスターはいくばくかの謝礼を払う場合もあるのだが、ほぼ、好意によっているものが大半なのだ。桜田センセイ、地元では人気なんだなあ、と実感する。政治家としては失言が多くてダメな答弁が目立つが、実は人柄は良いのであろう。

その桜田センセイにしても、きついパー券ノルマというのは、これはかなりのものなんだろうなあ、と思うのである。

 

二階派といえば「来るものは拒まず」の究極であり、「政界の掃き溜め」という異名がある。顔ぶれをみると、脛に傷持つ人たちばかりなのだ(苦笑)。それでも、集まれば「数は力」が派閥の論理なので、入閣その他に有利に働く。しかし、ショバ代は相応に高かった、ということか。落ちこぼれ専門の私立高校の授業料がやたら高いのにも似ている、、、かな(笑)

 

まあ、しょせんは寄り合い所帯なので、カネの切れ目が縁の切れ目。桜田センセイも、オリパラ担当相をやって、これ以上の「重要閣僚入り」はないと見定めての判断であろうと思う。それはそれで、見識である。

あとは地元のために、粉骨砕身していただければ良いのではないかと思う。数少ない、ホンモノの農家出身の議員なんだから。