Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

自作PCの電源スイッチ交換

自作PCの電源スイッチの反応が悪くなった。スイッチを押しても、まったく電源オンにならないことが増えてきたのである。何度か、やり直して、ようやく起動、、、これはスイッチの劣化である。さらに、HDDアクセスランプのLEDも点灯しなくなっている。LEDの寿命は理論的には半永久なのだが、実際には製造時の歪などがあって、経年劣化で半導体が割れてしまい、点灯しなくなるのだ。

 

PC/AT互換機の場合、実は電源は入りっぱなしであり、電源オフのときはいわゆる待機電流が流れる仕様になっている。電源スイッチとリセットスイッチの中身は、いわゆるタクトスイッチで、導電ゴム製の接点だ。このゴムが劣化すると接触不良で、スイッチの反応が悪くなる。

素晴らしいことに、PC/AT互換機の自作ケースのスイッチも標準規格化されており、スイッチだけ交換できる。これもピンキリだが、アマゾンおすすめの約300円の部品を買った。

 

交換作業中に気がついたのだが、スイッチとLEDをケースに固定するプラスチック部品が経年劣化している。電源LEDを固定するプラスチックがポキンと軽く折れてしまった。LEDなど、別に見えれば良いので、裏から絶縁テープで止めておいた。

これがスイッチ固定部品だと、スイッチが押し込めなくなるのでまずい。慎重に作業して無事に交換。

電源オンで素直に立ち上がるようになり、HDDアクセスランプも復活した。

私の自作PCのケースは、かれこれ20年前くらいに買ったものだ。最初はWINDOWS2000をインストールしたことを覚えている。今の自作PCのケースはほとんど黒だが、当時は白ばかりで「ホワイトボックス」という別名があった。私の買ったケースは、一番最初に買ったケースを買い替えたもので、総アルミ製の軽量なモデルで、もとは高価なのだがショップの在庫処分でかなり安く手に入れた。当然、アルミは何年経ってもアルミなので、今作業をしていても、すごく軽くて楽である。今更だけど、良い買い物をしたものだと思う。今なら数万円である。

 

そうか、考えてみれば20年も経つのだから、そりゃスイッチが劣化しても当然なのだな、、、、と気がついた。自分の中では、いつまでも「あのとき組み立てたパソコン」なのである。もちろん、以後の時代に合わせて、中身のマザーボードも電源も何代か入れ替わっているのだけど、ケースだけは「あのとき」のままなのだ。

きっと私が死ぬまでこのままなのだろうな、、、と思うと、なんとも不思議な気分になるのですね。

ま、死ぬ前には、ディスクの中身はすべて消去しておきたいものですけどね(苦笑)