Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

議員はまず法律を出せ

石川能登の大地震は、日が経つにつれて被害が拡大する一方である。被災された方々には、心からお見舞いを申し上げます。

 

一方で、各地からの支援もようやく届き始めているようであるが、何しろ交通網が分断されているので、まだまだ行き届ない地域があるようだ。多くの善意が、必要なところに届くことを願う。

 

本日、七尾市長のインタビューがマスコミで流れていた。今、何が一番必要か?という問いに、市長は遠慮がちに「カネ(言い方は違うが)」と答えた。むべなるかな、である。どんな支援も物資も、金さえあれば手に入る。千羽鶴も寄せ書きも古着も必要なわけはなくて、まず金がいるのだ。当たり前で正直な話だと思う。

 

一方で、某政党の誰それが、現地の炊き出しをして市民の声を聴いたとか、、、私は「お前はなあ、、、ちゃんと仕事をしろ」と思ってしまうのだ。

 

かつて、東日本大震災があったとき。ときの政権政党は、テレビに出てもっともらしいことを言うのに懸命であったが、震災後に1か月たっても、法案の一本も出せなかった。自民党が法案を次々と出して、3か月後に50本近い法案ができたが、うち政権政党の法案は3本だけで、残りはすべて自民党だった。

役人が何をするためには、法律の根拠が必要である。そのためには法律を作らなければならないが、その資格があるのは国会議員だけである。炊き出しは、一般市民でもできるが、法案を出すのは国会議員でなければできない仕事である。

この非常時に、なんで遊んでいるのか?炊き出しには金を出せばいい。自分は、徹夜してでも、緊急の議員立法を立案するべきだ。もっと意地悪にいえば、SNSで支援者に拡散する写真を撮らせる暇があるのだろうかと思う。

 

人には、それぞれ、おかれた立場でなすべきことがあるだろう。