昨日は、事務所に旧親会社の経営者が尋ねてきたので、はやめにしまって近所の焼鳥屋でささやかな新年会。
この人も猫飼いであるので、先日亡くなった猫のアンくんの話をする。猫飼いとしては、いつかは必ず訪れる宿命の話であり、ぽつぽつと体験を話す。
ご献杯をしてから、亡くなったときは何となく「心の準備」があったのか、意外に平静であったというような話をしていた。
で、悲しさがいつ訪れてきたか?という話になり
「中1日おいて、葬儀もして、帰宅してから、アンくんの食べかけの皿があるのを見て、それを洗いかけたときに」
「ああ、これを食べないで死んでしまったのか、いろいろ食べていたが、もっと食わせてあげたかったな、、、これでもうアンくんの皿を洗うことはないんだな、、、、と思った瞬間に、、、」
悲しくなったと言いかけたとき、言葉がつまった。
その時の感情が、いきなり、生々しく蘇り、気がついたら落涙しており、大いに慌てる。トシをとると涙もろくなるというが、こんなに不意にやってきたのは初めてである。
知人も大いに同情してくれて、老年の猫飼い二人でしみじみと酒を呑むという、かなりおかしな風景になってしまったのだ。
そんな話をした結論としては、我々猫飼いはしっかりと生きて、我らの愛すべき猫を最後までしっかりとお世話せねばならぬ、たがいに身体には気をつけて長生きすべしという、、、ま、そんなところに落ち着いたのだ。
トシをとった猫飼いとしては、何がなんでも愛猫を残して死ぬわけにはいかないわけで、、、次の病院の検査もしっかり受けようと思ったわけであります。。。(苦笑)