Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

ドライバー池田爆誕

巷間を賑わせている自民党裏金問題であるが、家宅捜索を受けた池田佳隆衆院議員が、捜索を受ける前にパソコンの記録媒体をドリルでこじ開けて破壊していたことがわかったそうである。池田議員は証拠隠滅で起訴されるようである。

 

自民党で、カネの問題でパソコンの記録媒体を破壊といえば、ドリル優子を忘れるわけにはいかない。まさに、先鞭をつけたわけである。

そこに、今度は池田議員が「ドライバー池田」として襲名をしたわけである。もはや伝統芸、、、なんのこっちゃ(苦笑)

 

実は、この手の「政治とカネの問題」が浮上するたびに、非常に気になることがある。それは、消えたカネの行方である。

 

今回の「派閥がパー券収入を議員にキックバック」という例で考えてみる。すると、不思議なことがわかる。まず、派閥がパー券を売ることは合法である。そして、その派閥(政治団体)が議員にキックバックすることは、実は合法なのである。政治団体が、政治資金を寄付することは、別に違法でもなんでもない。すると、今回の犯罪は単に「収支報告書に未記載」だった、というだけの話なんである。

で、政治資金収支報告書というのは結構なユルイ書類であって、実は5年間遡って修正が可能なのである。これが税務申告であれば、場合によっては悪質と見られて重加算税をとられる対象であるが、政治資金にはそのような罰則はない。早い話が「帳面に書いておけば全然オッケー」なのだ。

では、そうして「隠す必要もない」はずのカネを、どうして裏金化して隠したのか?

考えられる原因は、論理的には2つしかないと思うが

1、カネの入を隠したい。つまり、本来はバレたら違法な献金を受け入れている。

2、カネの出を隠したい。つまり、政治資金ではないものにカネを使っている。

である。もちろん、上記の合せ技もあるだろう。

 

そう考えると、今回の特捜部の捜査は、もともと政治資金収支報告書未記載などというつまらない犯罪をあげることと思えず、上記の1もしくは2が本丸だったと考えざるを得ないのだ。

それが失敗した、、、ということなんだろうと思うが、どっちだったのか?大いに興味が湧くところである。

 

とはいえ、こんな問題を、きちんと取材して突っ込んでくれるメディアは、日本では期待できないからなあ。。。スポンサーに忖度する必要のない「みなさまのNHK」は、国会を敵に回したくないから大人しくているだけだし、、、その時点で公共放送の価値はないよなあ。

あえていえば、独自取材で唯一気を吐いているのが、センテンススプリングだけじゃないかと思う。ゆえに、私はあの週刊誌を批判しない。必要であると思っている。

 

大山鳴動して、家元を継承したドライバー池田誕生だけか。まったく、何という結末だろうかねえ。