Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

社畜のススメ

「社畜のススメ」藤本篤志。この著者の「御社の営業がダメな理由」は傑作だった。新書のビジネス本は、どうでもいい無内容なやつ(ただの著者の自慢話やわけのわからない独自ドグマの開陳)が多いのだが、「御社の~」は違った。客観的に「営業量」を確保す…

音の手がかり

「音の手がかり」デヴィッド・ローン。主人公のハーレックは元音響技師である。映画の中で、シャンデリアの落下音やガラスの割れる音、女優の喘ぎ声などを他からもってきて、うまく場面に当てはめる仕事をしていた。ところが、ある日、砂糖でできたシャンデ…

ひとりビジネス

「ひとりビジネス」大宮知信。私は、現在「ひとりビジネス」をやっている。一応会社であり、ふと気が付けば、「ひとりビジネス」を始めて、もう5年となった。あの大震災の前に起業したのであるから、解かりやすい。その起業のきっかけもいい加減なものであり…

選挙参謀

「選挙参謀」関口哲平。主人公の遊馬はいわゆる「選挙参謀」である。ふつうの定職を持たず、日本全国の選挙区を「勝たせる」を売り言葉に渡り歩く浮草稼業である。しかし、政治家も落ちればタダの人。必死だから、それなりの成功報酬を用意してすがりつくわ…

お国柄の問題

宮崎議員が「国会議員にも育児休暇を」と訴えて話題を呼んだが、その渦中で奥さん(これも議員さん)の出産前に不倫したことが露見。世間の批判は厳しく、あえなく辞任となりました。私の感想ですが、正直、そこまで言われなくてもいいんじゃないか、と思っ…

外科医

「外科医」テス・ジェリッツエン。思わぬ掘り出し物を発掘した時の嬉しさというのは、宝探しと似ています。世評の高いベストセラーを読むのは、なんとなく「話題についていくため」という世知が働いた結果であることが多いのだが(苦笑)、単に古本屋の店頭…

重力波観測

ついにやりましたねー。重力波の観測成功。ネットで記事を見たのですが、観測時のグラフのズレが、本当にきれいです。驚きました。もはやノーベル賞は確実ですね(拍手)。アインシュタインが1世紀前に予言したものですが、まさか、本当に観測できるなんて…

永遠の0

「永遠の0」百田尚樹。なにしろ300万部売れたという化け物のような小説だそうで、映画化もされたらしい。もちろん、映画は見ていない。流行りものは苦手というへそ曲がりであるし、もともと動画が得意でないからだ。このたび、ふと思いついて古本で購入。こ…

ただ座る

「ただ座る」ネルケ無方。以前に、同じ著者の「迷える者の禅修行」を読んで、ひどく感銘を受けた。ドイツ人の著者が、禅に興味をもって日本を訪れ、ついにはホームレス座禅を行うまでの道程をまとめたものだった。まさに「無一物」を実践したわけである。そ…

2台持ち

総務省が「携帯代を安くしなさい」などと命令し、それを受けた大手3社が「ははあ、承りました」といって格安プランを発表する有様をみていると、この国は本当に自由主義経済なのだろうか?などと思ってしまうのですなあ。ほとんど社会主義の風景ではないか…

太閤暗殺

「太閤暗殺」岡田秀文。冒頭、豊臣秀吉の懊悩が描かれる。長子鶴松を亡くし、自分の年齢的にも無理であろうと考えて、関白の位を甥の秀次に与えて隠居。ところが、皮肉なことに、その途端に子宝に恵まれる。お拾い、のちの秀頼である。そうなると、肉親への…

出来レース

そんなニオイがするんですな。昨年末に、いきなり急転直下の慰安婦問題での日韓合意。で、年が明けたとたんに北の核実験。で、安倍総理とクネ大統領が電話で日韓関係の強化を確認、ですと。会議で会っても挨拶もしなかった人がねえ。こりゃ、やっぱり筋書き…