Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

小池家康あらわる

まあ、くだらん感想をつらつらと。都知事選は、三つ巴の事前予想と異なり、フタを明けてみれば小池氏の完全勝利だと言ってよい。291万票という得票は、驚くべきである。かつて、猪瀬氏の400万票という異次元の得票があったが、あれは有力対抗馬がいな…

谷垣さんの回復をお祈りします

自民党幹事長の谷垣さんだが、サイクリング中の事故が思ったよりも重症のようで、早期復帰は難しいらしい。なんでも、頸髄損傷で手術を受けられたのだとか。一応、ベッドの上でテレビを見たり、週刊誌を読んだりすることは出来ているようだから、大事ないか…

売れないのは誰のせい

「売れないのは誰のせい」山本直人。副題は「最新マーケティング入門」マーケティングを語る、というのは、なかなか難しい。私が以前に在籍したコンサルタント会社では「製品の企画から販売まで、すべての活動がマーケティング活動である」と定義していた。…

新自由主義の復権

「新自由主義の復権」八代尚広。副題「日本経済はなぜ停滞しているのか」新自由主義というと、最近は人気がない思想である。「小泉改革は間違い」であり、「TPPはアメリカの陰謀」であり、「年次要望改革書」は米国政府の日本に対する指令なのだ。(というこ…

大悲の海に 覚鑁上人伝

「大悲の海に 覚鑁上人伝 」津本陽。私は浅学にして覚鑁(かくばん)上人を知らなかった。どうやら、空海のひらいた真言宗の中興の祖と言われている人のようである。のちに根来寺の開祖だそうである。根来は雑賀とならんで、武装仏教集団の鉄砲衆として、各…

これは正解

ソフトバンクが、英国のarm社を買収した。米国の落ちこぼれ携帯キャリアを買ったときは「大丈夫かいな?」と思ったが、今回はおそらく、大正解である。armは、まさに知られざる優良企業である。とはいえ、いわゆる「組み込み」をやっている人たちの間では、…

皮算用

都知事選ですが、なんと鳥越氏の出馬という後出しジャンケン作戦がさく裂しまして、わけのわからんことになっております。「どの候補でもあかん」という声もありますが、まあ、政治はつねに消去法というものです。せっかくの選挙権、ゆっくり考えれば良いの…

そこ、いきますか

昨日の参議院選挙は、まあ、下馬評通りの結果だったと思いますね。一見、与党圧勝というふうに見えますが、実は現職閣僚が2名も落選したのは、それなりに痛かったのではないか、と思います。ただ、民進党は「3年前よりも状況は改善した」という、ワケのわ…

創元よ!すわこそビジネスチャンスだ

創元推理文庫よ。こんなサボリがちの、つまらない五十過ぎの男の読書ブログなど、当然読んでいるはずもないが。しかし、なんとか、伝えたい。「ビジネスチャンスだろ」ピーター・プレストンの「五十一番目の州」を、大増刷かけるべきだろ!?どう考えたって…

格差社会で金持ちこそが滅びる

「格差社会で金持ちこそが滅びる」ルディー和子。日本に「ダイレクトマーケティング」という概念を持ち込んだのは、この本の著者である。それまで、日本にはダイレクトマーケティングはなかった。雑誌で怪しげなアイデア商品の通信販売が行われているのが関…

いよいよ7月

いよいよ7月である。とたんに、30度越え。おまけに湿度も高い。たまらん。どうも、昔から夏が苦手である。寒いほうが、まだマシである。(そのくせ、冬になったら文句を言う)健康のこともあり、最近はビールなど、控えているのだ。それなのに、この暑さと…

時間はどこで生まれるのか

「時間はどこで生まれるのか」橋本淳一。最新の物理学の成果をもとに「時間とは何か」という哲学的な問いに至る本である。時間論というのは、別に珍しくもないのであるが、本書の価値は「最新物理学の成果」から考察をはじめるところにあるだろう。そういう…

おもしろすぎるぞ

いうまでもないが、トランプ氏のことである。今度は「TPP反対」ときた。「米国の製造業にとっては、死の一撃となる」というのが、その理由だ。国内のTPP反対派は、大喜びである。「トランプ、ありがとう」しかし、よく考えると、どうも話が合わないん…

天主信長<表>

「天主信長<表>」上田秀人。本作品には、<表>と<裏>があって、本能寺の変を信長サイドの登場人物から描いたものが<表>、その他の人物から描いたものが<裏>ということらしい。まずは<表>を読んでみる。本能寺の変については、単に光秀の単独謀反…

若すぎるでしょう

いよいよ、第24回参議院選挙が公示されましたが。その矢先、鳩山邦夫議員が急逝されたとのニュースがありました。この人は、「友達の友達はアルカイダ」という名セリフが記憶に残っています(笑)いや、政治家として、米国になんと思われるか?ということ…

まんざら笑えない?

麻生財務大臣が、講演会で「90歳で老後が心配とか言っている。いつまで生きるつもりか、わけがわからない」と放言したというので、話題になっているようだ。私は、このニュースを聞いたときは、思わず爆笑したのである。「そりゃそうだ」90歳で、老後っ…

凍てついた夜

「凍てついた夜」リンダ・ラ・プラント。大傑作を発見。これだから、やめられんのだよ。(苦笑)主人公のロレインは、優秀な女性刑事だった。ところが、多忙な仕事に没頭するうちに、順調にキャリアを重ねていく夫との間に隙間を感じるようになる。さらに、…

大名廃絶録

「大名廃絶録」南条範夫。南条範夫の本は、だいたい面白いに決まっているのだが(偏見)、本書も面白かった。本書は、徳川時代に廃絶、つまりは「お家おとりつぶし」の藩を集めたものだ。元豊臣派、つまり加藤とか福島とか(生駒とかも)は、まあ、これはわ…

鷲は舞い降りた

「鷲は舞い降りた」ジャック・ヒギンズ。あまりに忙しい日々が続いてしまうと、無性に本が読みたくなる。「いけねえ」と思いつつも、ついつい、である。受験勉強に勤しんだ高校時代と同じである。つまり、やらなきゃいかんことを横目に、読書に逃避するのだ…

死んだふり

私なんて、いわゆる「ひとり会社」ですから、大したことはないです。それでも、何がどう間違ったか、依頼がぽつぽつと。で、何しろ全部ひとりでやるわけで、もうアップアップしております。今年は、参院選挙で18歳以上に選挙権が初めてありますし、合区し…

グレン・グールド-孤高のコンサートピアニスト

「グレン・グールド 孤高のコンサートピアニスト」中川右介。この天才ピアニストに関する本は、数多出版されている。本書は、その中でもグールドの「コンサートピアニスト時代」に焦点を当てていて、たいへん興味深い。グールドというピアニストは、32歳でコ…

税務署は見ている

「税務署は見ている」飯田真弓。商売をやっていると、どうしても税務申告を自分でやらなければいけなくなる。よって、税に関心を持たざるを得なくなるわけである。サラリーマンのときは、会社が天引きしてくれるので、正直なところ「手取り額」にしか関心が…

13時間前の未来

「13時間前の未来」リチャード・ドイッチ。主人公は、気が付くと警察に尋問されている。妻が殺害され、その犯人として疑われている、という状況なのだ。殺害に使われた拳銃に、しっかりと主人公の証拠が残っており、車の中にも証拠がある、という。しかし、…

桜満開-松戸神社

ひとり仕事の気楽さで「今日はダメだ」の日は、自転車で気分転換で自転車ポタリング。のんびりとランドナーで江戸川沿いを走り、松戸神社までやってきた。川沿いの桜が満開である。いわれはよく存じ上げないのですが、どうも、このあたりで古い神社のよう。…

快挙

話題騒然、乙武氏の不倫の件である。これは快挙じゃないでしょうか?だってね。何しろ「五体不満足」なんですよ。どこでどうデートして、などと考えてみても、健常者と比べれば、はるかにハンディキャップがあるのは事実でしょう。そのハンディを乗り越えて…

そこまで言ったらエライぞ

ビジネス上の取引先で、パー券の余りが回ってきたので、某公明党の国会議員の国政報告会に野次馬に出かけた。なにしろ与党ではあるが、自民党ではない=傍流なわけで(失礼!)かえって与党内の動きが見えるかなあ、と。で、まず公明党といえば、例の安保法…

ITバブル再び

ITバブルが崩壊してだいぶ経つが、そろそろ「次の一手」が見えてきたようだ。人口知能、AIである。先日、googleの人工知能「アルファ碁」が人間の棋士に5戦して4勝1敗と勝ち越した。このシステムは「ディープラーニング」という仕組みを持つのが特長だ。…

誰もが戻れない

「誰もがも戻れない」ピーター・ロビンスン。アーサー・エリス賞受賞作。しかし、日本では、あまり人気が出なかった?アラン・バンクス警部シリーズ。このシリーズを読むのは初めて。舞台は英国のヨークシャー。バンクス警部は、殺伐たる事件が連発するロン…

あれから

あれから5年が経ちました。あのとき、テレビはずーっと「ぽぽぽぽーん」でした。そして、私は、職を失って路頭に迷い、やむなく、一人で商売を始めた頃でした。どうしようかと悩んでいるとき、地震がドンっ、と来ました。ですので、ちょうど自宅におったわ…

向日葵の咲かない夏

「向日葵の咲かない夏」道尾秀介。私は基本的に海外ミステリが好みで、日本の作品をあまり読んでいない。たまには趣向を変えて、と思って読んでみた。事件は、小学生のミチオの友人が自殺してしまったことに始まる。学校の帰りに、友人に届け物をしたミチオ…