Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

「牛肉輸入再開」ということが馬鹿な表現である。

ついに大統領サマから、牛肉輸入再開しろとの圧力がかかってきたようだ。
しかし、この自覚のない報道、どうにかならんのか。

つまり。
日本の場合、最初から「米国産牛肉を輸入しない」とは言ってないわけだ。
「輸入していいですよ、ただし、国産牛と同じく全頭検査してください」
で、アメリカは全頭検査を拒否している。結果として輸入中止になった。
輸入したけりゃ、検査すりゃいいだけのこと。

だから、「牛肉輸入再開」という言葉は間違っている。
「BSE感染検査廃止交渉」というべきだ。
事態を正確に表現しない言葉を無自覚に使うだらしのなさ!これじゃ、ほりえもんにつけ込まれても同情に値しないよ。

ちなみに、アメリカの牧場主でも、「日本に牛肉が売れるなら、検査してもいいよ」と言ってる人はいる。検査をすれば肉のコストは高くなる。しかし、日本の牛肉も検査しないといけないわけで、条件は同等だ。それなら「勝てる」という経営判断をする牧場主がいても当然だろう。
米国政府は、自由主義経済を標榜しているくせに、そういう牧場主のビジネスの自由を奪っているぞ。
いったい、誰のためなんでしょうねぇ。

解決案がある。タバコ方式と名付けよう。つまり、すべての牛肉に、以下のどちらかの表示を義務づけるのだ。
「検査済み:この牛肉は検査の結果、BSEに感染していませんでした。日本国政府
「未検査:この牛肉はBSE検査をおこなっていません。したがって、あなたの健康を損なう可能性があります。BSEが原因とされるヤコブ病にかかる可能性があります。ヤコブ病にかかった場合、あなたの脳はスポンジ状となり、治療の方法はなく、死に至ります。日本国政府
タバコのパッケージに印刷してある「健康の注意」と同じ。
大丈夫だ!それでも、買う人はちゃんとタバコを買っているではないか。