Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

獄窓記

「獄窓記」山本譲司。著者は元国会議員であり、二期目のさなかに「秘書給与詐欺事件」で1審で有罪実刑判決を受け、そのまま控訴せずに服役した。民主党の初の除名者である。その著者の体験記が本書である。まず秘書給与詐欺事件であるが、彼はもともと菅直…

リフレはヤバい

「リフレはヤバい」小幡績。春闘のベアは久しぶりに満額回答が並び、株もいまや2万円の壁の突破がまじか。さて、巷間はさぞ好景気に沸いているかと思いきや、どうも、そうではない気がする。もっとも簡単に景気を見られるのは、飲食店である。どこの店も、…

薄桜記

「薄桜記」五味康祐。1965年の小説だから、こちとら、まだ字も読めない頃の作品だ。どうもNHKでドラマ化されたらしいが、それも見たことはない。基本的に、テレビを見ないのである。主義でなく、単に、面白いと思わない。それで、小説を読む。ささやかな娯楽…

「樽」F・W・クロフツ。アリバイ崩しの古典中の古典とされる名作「樽」である。実は、この作品を私は未読であった。なにしろ、手練れのミステリ好きな連中がこぞって「地味」「ドラマがない」などと酷評(誉め言葉でもあるのだが)とするのである。読む気に…

死んでしまえば

路チューを激写された、某女性国会議員。旦那さんの不幸な死のあとを受けて、弔い合戦の出馬で、見事に代議士となったわけですが。彼女は独身でありますので、何も言うことはありません。ただ、相手が妻子持ちというのは、いかがなもんか、という話になるよ…

恥ずかしいぞ

中共が、尖閣初頭に関するサイトを公開した。「魚釣島は、なぜ中国固有の領土なのか」http://www.peopleschina.com/zhuanti/2012-09/11/content_481680.htmわざわざ日本語である。ありがとう、中共さん(笑)しかし、この内容は、相当苦しい。いやさ、恥ずか…

美談がある限り

離島から川崎市に出てきた中学生が、地元の愚連隊連中のいじめに遭い、殺害されてしまった事件には、多くの人が胸を痛めていると思う。むろん、私もそうである。このような無軌道な暴力、果ては殺害など、到底、許されるものではない。しかし、一方で、こう…

押しかけコンサルタント

大塚家具、父と娘の確執が連日、テレビを賑わせております。どうやら創業者の父の家庭事情もフクザツなようで、そのあたりが興味をそそるのかもしれませんね。しかし、そもそも役員会で決めるべき経営戦略を、そのまま場外乱闘に持ち出した無茶は、先日の女…

ホステージ

「ホステージ」ロバート・クレイス。先日、日本人二人がISILなる山賊集団に拉致監禁された上、最後に殺されるという忌まわしい事件があった。犯人どもは、まことに無道の者どもである。憎みても余りある連中であろう。そんな事件のこともあって、人質事件の…

決断できない日本

「決断できない日本」ケビン・メア。「沖縄はゆすりごまかし」の名人だと放言して総領事を辞任せざるを得なくなった人である。佐藤優、鈴木宗男などの悪者とされた人物の本(苦笑)は、案外おもしろいと思い、これも読んでみた。まず、例の「ゆすりごまかし…

闇権力の執行人

「闇権力の執行人」鈴木宗男。鈴木宗男といえば、「疑惑のデパート」といわれた鈴木宗男事件で有罪判決を受け、実刑判決を受けた政治家である。仮出所後、地元の北海道で「新党大地」を立党。地方政党としては、圧倒的な支持を誇ると言ってよいと思う。田中…

マルガリータ

「マルガリータ」村木嵐。天正遣欧使節をご存じだろうか。この小説は、その少年使節の帰国後を描く。なかでも、4人のうち唯一棄教した千々石ミゲルに焦点を当てている。小説の冒頭、もともとミゲルの妻だったお珠という女性を、代官が尋問するところから話…

絶食系礼賛

最近では「草食系」を通り越して「絶食系」が増えているそうである。草でも食っているうちは、まだアマイ。今や「食わない」のである。いわゆる「交際経験なし」が20台で40%、30台になっても33%なのだそうだ。ちなみに、リア充「恋人がいる」のは…

古書店主

「古書店主」マーク・プライヤー。主人公ヒューゴーは米国大使館員。趣味が書籍収集で、パリに赴任して、セーヌ川沿いに軒を並べる古書店(ブキニスト)をのぞくことにしている。そこで、顔なじみのブキニスト、マックスから掘り出し物の古書を購入。古い詩…

くだらない疑問だが

ほんとにくだらない疑問であるが。イスラムの教えでは、ジハード(聖戦)によって死んだ戦士は、天国に行けるそうである。では、聖戦で殺された人は、いったいどこに行くのだろう?もしも「地獄」だとしたら。救いがない神様だと思う。もしも「天国」だとし…

陽だまりを求めて

昨日は、東京も良い天気。愛猫は、陽だまりを求めて移動。日向ぼっこしながら、毛づくろい。猫が日向ぼっこすると、ほんとに日向の匂いがするんですねえ。

徹底抗戦

「徹底抗戦」堀江貴文。あのホリエモンが、保釈中に書き下ろした本である。堀江氏は、ご存じのとおり、最高裁で実刑判決が確定し、2011年6月収監、2013年3月に仮釈放となった。社会復帰後も精力的な活動を続けておられるが、明らかに服役前と比べ…

フランスのデモ370万人

ニュースによると「第二次大戦のパリ解放以来の大デモ」だそうですなあ。フランス人たちの危機感と怒りが、いかに強いかということでしょうね。ところで、フランスはイスラムのブルカ禁止法案を出したり、ことさらにイスラムに対して厳しい姿勢であるように…

江戸幕府 最後の改革

「江戸幕府 最後の改革」高任 和夫。お正月休みを利用して、ためていた本をなんとなく読む。休みと言っても、休み前には仕事もあり、休み後にも仕事がある。気になることもある。心配ばかりしていると、読書も捗りませんなあ。のんびり本を読むのは、とても…