Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

早雲立志伝

「早雲立志伝」海道龍一朗。 若き日の北条早雲が、伊豆・相模に地歩を築くようになるまでを描いた物語である。私の子供の頃は、北条早雲は「素浪人から身を立てた」という話で、美濃の斎藤道三と並んで立身出世した代表者という扱いであった。それが、近年な…

迷走

GOTOキャンペーン、さすがに「東京排除」で批判されまくり、大慌てで「東京のキャンセル料は負担します」とか言い出しましたね。 しかし、ですよ。 当然ながら、まだ詳細なにも決まってなく、これから「どういう条件の場合ならキャンセル対象になるのか」「…

東京はずし

GOTOキャンペーン、結論は「東京はずし」。 つまり「東京は、排除します!」ということでしょうなあ。 なにがなんでもキャンペーン。そう考えたら、これしか手はないんでしょう。 東京の感染者数は、本日も記録更新。新宿区の陽性率は昨日ついに33%を記録…

ある日の閣議

厚労大臣「これ以上、感染が広がったら、医療がもちませんよ!どうするんですか」 国交大臣「いや、観光業界だって、もうもたないんだ!首くくれって言うのか」 財務大臣「何を言われても、もうカネはだせんからね。ないものはないんだよ」 官房長官「総理、…

協定

「協定」ミシェル・リッチモンド。 セラピストのジェイクと弁護士のアリスは幸せな結婚式を行う。その結婚式に、音楽業界の大物がやってくる。彼は、アリスの弁護士の業務で多大な利益を得た。その打ち上げの席で、アリスが冗談に「よかったら、結婚式にどう…

タイミングが悪すぎる

何が何でも、のGO TOキャンペーンであります。 折しも、九州では未曾有の大雨災害で、まだ死者も増えるのではないでしょうか。大変な有様なのに、またも今夜に大雨の予報。まさに無情の雨です。 で、この未曾有の災害に対処するのは、もちろん国交省でありま…

見せしめでしょうが

富田林警察署の留置場の面会室から逃走し、加重逃走罪で先日、懲役17年の判決を受けた樋田被告。本日、大阪高裁に量刑不服で控訴した。 実は、この件、私も「重すぎるのでは?」と思っていた。 公判での争点に、逃走の経緯があって、検察は「なんらかの方…

コロナに勝つには

コロナに勝つにはどうすれば良いか? まあ、難しい日本国のことは上級国民の皆様におまかせして、自分の身は自分で守ることだろう。 うがい、手洗いは当たり前だが、なんといっても、免疫力をつけることが大事だ。さすればコロナに感染しても、無症状でスル…

残酷な世界で生き延びるたった一つの方法

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲。 名うてのリバタリアン、橘玲氏の本。ひさびさに読んだ。私は40代のころ、この人のリバタリアニズムに大いに感化されたものである。そこに東日本大震災、その他もろもろ。で、国家の本質つまり権力の凄…

都議選にみる封建制

さすが名うての選挙上手、小池さんの圧勝に終わった都知事選挙。 しかも、366万票ですからねえ。史上2位ですが、史上1位はあの美濃部さんに遡るというんですから驚きです。 こういうのを「鎧袖一触」というんでしょうなあ。 正直なところ、山本太郎いわ…

連日三桁

本日の東京都の新型コロナの感染者数は124名だそうである。 昨日につづき、2日連続の三桁台となった。 考えてみれば、緊急事態宣言の解除からゆるめっぱなしなわけで、そりゃ減る要素がない。緩めれば増える、締めれば減る。簡単な理屈である。 で、話は…

香港終了

香港で国家安全法が成立した(中共が成立させたわけですが)とたんに、いきなり逮捕者が出たようです。「香港独立」の旗を持っていた、というのが犯罪だということです。 ようするに、さっそく「見せしめ」です。l それにしても。 香港は、ずっと金融センタ…

「○HKが映らないテレビ」

ニュースで知ったのですが、なんと「○HKが映らないテレビ」なるものがあるようですね。 くだんのテレビを買った女性が、NHKとの契約義務がないことの確認を求めて東京地裁に訴え、地裁では女性の訴えを認めたとのこと。 こりゃあ画期的で、つまり「N○Kが映ら…

青天の霹靂

イージス・アショアいわゆる「地上型イージス」というミサイル防衛システムですが、河野防衛大臣が突然の「延期」を発表しました。これは、実質断念ということですね。 理由としては、ブースター(ミサイルを切り離したあとの残骸)が住宅地に落下する、それ…

そろそろ老猫

愛猫と出会ってから、もう10年になる。 出会ったと言っても、ほんとに家の前にいたのだ。お腹を空かせて、ニャアニャアと大声で訴えていた。 拙宅の近所には、代々野良猫がいて、その柄がそっくりである。おおかた、あのノラさんの一族であろう、と思った…

ユナイテッド・ステーツ・オブ・ジャパン

「ユナイテッド・ステーツ・オブ・ジャパン」ピーター・トライアス。 この本は、数年前に、学生時代の先輩から「面白いよ」と言われていたもの。ハヤカワSFも、入手するのが困難になってきて(amazonで追っかけるほどじゃない)すっかり忘れていたのを古書店…

モリーズ・ゲーム

「モリーズ・ゲーム」モリー・ブルーム。 著者のモリーはアメリカ人女性で、ちょっとした有名人だった。というのも、とんでもない有名人を集めてポーカー・ゲームを主催していた彼女は、まだ20代の若い女性だったから。彼女が逮捕されて(逮捕容疑は別件だっ…

日本の縮図

持続化給付金事業について、国民民主党の玉木議員が国会で、業務委託が「再々再々委託」されている実情について質問し、梶山経産相が驚く場面があったようだ。 くだんの事業は、20億円の中抜き社団法人経由で電通に丸投げ、そこから大日本印刷やらパソナに孫…

卒業疑惑の落着

しばらく世間を騒がせた事件があった。 千葉大学を卒業したばかりのT容疑者が、女児を誘拐、長期監禁していたという事件である。世間には真面目な学生という仮面をかぶっていた、唾棄すべき犯罪者であった。 犯罪者にもいろいろランクがあるのであるが、女子…

重力とは何か

「重力とか何か」大栗博司。副題は「アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る」 最先端の量子力学というのは、もはやSFを遥かに通り越して、すごいことになってきている。特に、量子力学と相対論の矛盾をどう解決するか?量子力学の分野では、どうし…

東アジア動乱

「東アジア動乱」武貞秀士。 「地政学」という学問は、日本の大学では存在しない。平和主義に反する学問であるとして戦後に抹殺されたからである。ナチスドイツが地政学を錦の御旗にして四方に喧嘩を売るという大馬鹿をやったので、剣呑な学問と思われてしま…

犯罪

「犯罪」フェルデナント・フォン・シーラッハ。 タイトルどおり、様々な犯罪に関する短編集。素晴らしい出来栄えである。2012年「このミス」の海外部門第2位だそうだが、さもありなん。ちなみに、この年の1位は「二流小説家」D・ゴードンだが、私であれば…

黒川基準

画期的である。 天下の検察庁が「テンピン麻雀は賭博罪には当たらない」という判断を下したのだから。 まあ、私も例にもれず、学生時代に雀荘に通い、意地悪な先輩にさんざんやられたクチである。最初は負け続けたが、しまいには「買ったり負けたり」程度は…

自粛解除

ようやく東京も自粛解除となった。 といっても、私の場合、あんまり変わらない。何しろ、普段だって、職場へは自転車通勤。繁華街には行かない出不精で、休日は家で本を読んでいるだけ。 あとは、愛猫をかまって過ごす。 出かけるのは食品スーパーへの買い物…

海底二万里

「海底二万里」ジュール・ベルヌ。 自粛期間といいつつ、零細ITエンジニアたる自分の生活には全く変化がないのだが(苦笑)そこは気分である。自粛にふさわしいのは古典だ、というわけで、すでに記憶もおぼろげな本書を読むことにした。 たしか、この本を読…

ヘンな日本語

最近、どうにも違和感があって仕方がない日本語がありまして。 「自粛を要請」 なんですがね。 いや、どうでもいいんですけどね。自粛って、要請されるモンなんですかね。 要請された場合は、それ自粛って呼ぶんですかね? なんだか、モヤモヤするんでありま…

燃える部屋

「燃える部屋」マイクル・コナリー。 しばらくボッシュシリーズを手にとっていなかったのだが、この自粛GWの楽しみにネットで購入。なんというか、安心感が違うなあ(笑)。 定年延長制度で5年間の延長期間に入っているボッシュは、新人女性刑事のソトと組…

アベノマスク雑感

拙宅にもアベノマスクが届いた。 私の感想は「懐かしいなあ」というもの。ちょうど、小学校の給食当番のころ、こんなマスクをしてたっけなあ。 色々言われているが、ま、近所の買い物程度なら、これで充分じゃないか、とは思った。 たかがコンビニに行くのに…

マイロ・スレイドにうってつけの秘密

「マイロ・スレイドにうってつけの秘密」マシュー・ディックス。 このGWは見事に「ステイホーム」したsingle40である。近所のスーパーに2回ほど買い出しにいっただけ。我ながら驚くことに、さような引き篭もりで、好きな音楽を聞きながら読書をし、ビデオを…

隠れ家にて

もちろん、酒類の提供は7時でおしまい、8時には閉店。 ならば、早めにいけば良いのだ。 そうだ、日頃お世話になっている店に、いまこそ恩返しだ! と思ったら、みんな考えることは同じこと。 私の隠れ家は、そういう思いの客でいつもと変わらぬ風景だった。 …