Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

多様性を認めない人たち

足立区の区議が「LGBTばかりになると、足立区が滅びてしまう」と発言し、撤回を求められても「不快だと言ったって、そんなものは人それぞれ。私にとっては、共産党の発言はいつも不快だ」として謝罪も拒否したそうである。 この区議さん、御年78歳。もはや…

はやくも回復?

先週末にトランプ大統領のコロナ感染に驚いていたら、なあんと、すでに本日退院だと。おいおい、大丈夫かいな? どうも、週末あたりには酸素濃度が下がり、やばい時期もあったようです。 それでも、医師団の手段を問わない治療で、未承認薬を早めにバシバシ…

トランプ大統領コロナ感染

なんと、トランプ大統領がコロナに感染。 先日、側近がコロナ感染の報道があったので「もしや」と思われていたが、これは衝撃。 当然、アメリカ株式市場は下げ。で、日本も当然、下げ。まあ、仕方ないわねえ。 これで大統領選挙にも大きな支障が出ることは間…

訴訟王エジソンの標的

「訴訟王エジソンの標的」グラハム・ムーア。 本書は歴史的史料に基づいて書かれているが、小説の構成上、歴史上の出来事の順序をちょいとずらして、面白くオハナシを作っている。言うなれば、あくまで歴史に史料をとったエンタメ小説である。しかし、出来事…

司法占領

「司法占領」鈴木仁志。 近未来小説。ときは西暦202X年。日本の司法制度は米国流のロースクルール制度を踏襲し、カネがありさえすれば、司法大学院を卒業して大幅に緩和された司法試験を受けて弁護士となれる。その弁護士のタマゴを、米国の大手弁護士事務所…

ニーチェの警鐘

「ニーチェ」の警鐘 適菜収。副題は「日本を蝕む「B層」の害毒」 このコロナの昨今なので、コンサートはどこも中止。私は休日にコソコソと出かけては玉石混淆なオケを聞くのが数少ない楽しみであったが、それも当然ダメである。で、この連休は、家でじっく…

日本人の給料が上がらないわけ

いよいよ菅内閣もスタート。これから、困難な新型コロナとの戦い、落ち込んだ経済の再生に立ち向かわないといけないわけです。 いきなりハードな場面で、野球でいえば先発投手が突然、2点リードしながらノーアウト満塁、一打逆転の場面でアクシデントで降板…

謎のamazonハッキング

本日、ミステリーに遭遇。 事務所の近所の医者(耳鼻科)に小一時間でかけて、戻ってメールをみたら、amazonから「ご注文のお知らせ」メールが3通も届いている。 それも、聞いたことのない著者の漫画本らしい。 慌てて、まずは注文のキャンセルをしようとす…

総裁選 勝手に戦評

自民党総裁選は、菅官房長官の圧勝に終わりました。 集団就職で上京、法政大学夜間部を経てダンボール工場勤務からの政界入り、まさに叩き上げの人生ですからねえ。 令和の今太閤、ということで、大いに頑張っていただきたいものですなあ。 総裁選では377票…

そしてミランダを殺す

「そしてミランダを殺す」ピーター・スワンソン。 英国ヒースロー空港で、テッドとリリーは同じ便の待ち合わせとなり、バーで互いの身の上を話す。テッドは、妻ミランダの浮気を目撃したことを打ち明ける。妻は、新築の家の工事請負業者のブラッドと浮気をし…

天皇が19人いた

「天皇が19人いた」保坂正康。 戦後の混乱期には色々な人物が現れたのだが、本書はそれら人物を9人ピックアップしている。もちろん、中には昭和天皇とか東条英機とか大物もいるわけだが、表題作になった自称天皇は面白い。中でも有名なのは熊沢天皇であろう…

ソハの地下水道

「ソハの地下水道」ロバート・マーシャル。 第二次世界大戦下のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害は、まさに民族絶滅を狙ったという意味で史上最悪の出来事である。ポーランドに侵攻したドイツ軍は、ユダヤ人たちをゲットーに集め、収容所で働かせる。劣悪な…

おつかれさまでした

総理在職歴代最長を達成した安倍政権も、ついに終焉のときを迎えることになった。 誠に長い間、おつかれさまでした。 毀誉褒貶がいろいろあった内閣であったが、日本の戦後の憲政史に残ることは間違いないと思う。 内政面では、デフレ退治を掲げてアベノミク…

エコポイントを思い出す

コロナの影響で旅行業界、ホテル業界、旅客業界ともに需要がめちゃくちゃな有様となった。JR北海道の赤字が100億軽く超えたとか(夏の北海道がガラガラなら、あとは。。。)成田空港はようやく滑走路を開けたが肝心の飛行機がガラガラだとか。 で、このまま…

遠謀

「遠謀」上田秀人。副題「奏者番陰記録」。 上田秀人は歯科医師の本業のかたわら、時代小説を書き続けているのだが、その小説がとても「副業」レベルではない。本業の作家でも、ここまで細かく江戸時代の幕府の行政に詳しくは書けまいな、と唸らされる。ま、…

民法900条改正と皇室典範

民法900条は、相続について嫡出子と非嫡出子(婚外子)の取り扱いについて定めた法律である。従来、嫡出子に対して非嫡出子は不利な扱い(嫡出子の半分)をしていたものであった。 この民法900条が平成25年最高裁で「憲法14条違反(法のもとの平等…

バイオリニストは目が赤い

「バイオリニストは目が赤い」鶴我裕子。 N響の第一バイオリンを弾いていた著者によるエッセイ。抱腹絶倒の軽妙な筆致で、楽屋の裏話も聞けて面白かった。 指揮者に対して辛口なのは、まさにオーケストラ団員ならでは。だいたい、突然やってきて、アレコレと…

AI政府

将棋の藤井棋聖が見事に王位戦を制して二冠達成。いまだ弱冠18歳なのだから、まさに将来が嘱望される。この強さだと、タイトル、まだまだ取るんでしょうねえ。 その藤井棋聖の2日目の指し手がAIと100%一致したことが話題を呼んでいる。 まさに「人間技で…

エコイック・メモリ

「エコイック・メモリ」結城充考。 前作の「プラ・バロック」が楽しめたので、続作を購入。主人公は前作のまま、若き女性刑事のクロハ。冒頭で、金融機関に立てこもった男を地元の警察官とともに包囲していたところ、犯人が突然飛び出してくる。犯人は拳銃ら…

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済

「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」上念司。 いわゆるインタゲ論者といえば高橋洋一氏が有名だと思うのだが、上念氏もそのあたりの論客である。消費増税とコロナのダブルパンチでアベノミクスの効果は消え失せ、単に巨額の借金が増えただけ的な…

天皇になろうとした将軍

「天皇になろうとした将軍」井沢元彦。 この人の「逆説の日本史」シリーズはたいへん面白いのだが、その中でも特に面白いのは古代編だと思う。いわゆる「怨霊」信仰がもっとも古い時代から残されていた、という説に大変な説得力がある。で、その古代に続く面…

さよならドビュッシー

「さよならドビュッシー」中山七里。 有名な「このミス」大賞受賞作。どこにも行かない夏休みの暇つぶしに、たまには国産ミステリを読んでみるべい、と。 私は意外にクラシック音楽が好きである。というか、流行音楽のリズムだけ、アホでも分かるぶつ切り音…

無為徒食

帰省を諦めたので、自宅で過ごす。「積ん読」状態だった本を思うさま読んで、4冊を読み終えた。面白い。ただ、年齢のせいか、目が疲れやすく、仕方なくしばらく目をつぶって休んでいると眠くなる。日頃の睡眠不足解消とも思い、ウトウト。 暑いので猫が冷房…

東京猛暑

たまらん暑さとなりました。本日の東京。 先週までは、あんなに毎日雨続きで、すっかりカラダがその生活に適応していたので、いきなり猛暑で倦怠感がひどいです。 若い頃は、年寄りが「暑い」「寒い」とやたら言うのを馬鹿にしておりましたが、自分がトシを…

帰省も自粛。。。不本意です

来週は夏季休暇の予定なのですが、毎年恒例の帰省は自粛することにしました。 もちろん、東京でコロナが蔓延していることもあります。 自分が感染源になりたくはありませんからね。 しかし、それよりも、大きな問題があります。 私の父は高齢で、施設に入所…

チキンレースの果ては

中共が、今月の16日に「尖閣諸島に民間漁船100隻以上で押しかける」と予告しているらしい。 中共側が設定した休漁期間の終了日らしいが、これは威嚇であろう。 民間漁船相手に戦闘行為などできないわけだし、海保がどこまで領海侵犯を排除できるかだが、だ…

無責任総選挙予想

たぶん、ですが。 安倍総理は秋に解散総選挙を打つと思うんですよ。 本来なら、オリパラのあとで、なんやかんやの時期がすっかり無くなっております。ここを、選挙活動期間にできます。 ここのところのコロナの有様をみていると、一年延期したオリパラは中止…

A&R

「A&R」ビル・フラナガン。 珍しい音楽業界の小説である。音楽業界にも色々あるが、この小説はレコード会社のドル箱であるA&R部門について描かれている。A&Rとはポップス音楽での「アーティスト&レパートリー」のこと。つまり、新人を発掘し、楽曲をあて…

そう簡単に経済は回らない訳

コロナ疲れなのか、ただの風邪説に傾倒したのか 「もうウィズコロナなんだから、下手に自粛しないで経済を回せ」 という議論があります。 政府がやっているgotoトラベルもそうでしょう。 しかし、そんなに簡単に経済は回らない、と思います。 その理由を説明…

反資本主義の亡霊

「反資本主義の亡霊」原田泰。 世の中に閉塞感が出てきたり、格差問題が浮上したりすると、必ず「資本主義がイケナイ」という人が出てくる。だいたい、インテリに多い。このような言説は、一定程度の支持を集めるようである。 本書は、その類の言説に「いや…